後見人の死亡

被後見人とは、後見されている方のことを指しますが、被後見人が亡くなると後見事務が終了します。それでは、後見をしている後見人が亡くなった場合はどうなるのでしょうか?
我々職業後見人が亡くなった場合を考えてみれば理解しやすいのでしょう。でも現実問題として我々はあまり身をもって考えたことがないかもしれません。
今自分が死亡したら遺された業務はどうするのか・・・。真剣には考えないかもしれません。
しかし、後見人自身がご高齢の場合などは、考えておくべき課題になります。
実務書等で調べましたが、この「後見人が亡くなった」場合は、相対的終了原因と書いてあります。私の解釈ですが、「後見人が亡くなっても被後見人は生存し、後見業務を終了させるわけにはいかない。後見人だけが後見業務から抜けるので、その現象は相対的である。」といったところでしょう。
これに対し、被後見人が亡くなると、絶対的終了原因とのことです。後見されている人が亡くなるので、後見の必要が全くなくなるから終了が絶対的だ、といったところなのでしょう。

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