数百万円の負債があった場合で、自己破産にするか個人再生にするか考える場合があります。自己破産であれば手続きが終わると分割返済する必要はありませんが、個人再生では分割返済が必要になります。
将来において反復継続して収入を得る見込みがあることが個人再生を採用する際の要件にはなっていますが、余りにも収入が低い場合は考えものです。
手続きが終わってから分割返済をし始める際に、労働環境などが変化していることがありますので、その方の周辺事情をよく教えてもらうほうがベターでしょう。
収入に見合った返済がちょっと難しいからといって、「これは自己破産しかないです。」というのは、専門家にとって、債務者自身のその後の生活を考えると勧めやすいかもしれませんが、自己破産と聞いたときの一般的なダメージは否めないと思いますので配慮は必要かもしれません。
ケースによっていろいろ考えさせられます。