消費者金融、クレジットカード会社数社からの借入債務のうち、支払いが厳しくなってきたことで一社だけ支払いを滞らせてしまった・・・。
その業者からすると債務者に連絡をしても連絡がとれない・・・。しかし債務者もそれを承知で電話に出ない。
これを放置しておくと(主に)簡易裁判所から「訴状」や「支払督促」が飛んでくることがあります。一般の方であると「裁判所」と聞くと「刑事裁判」を真っ先に思い出すのでしょうか、書類が届くと精神的に苦痛を感じる方もいるようです。まずはびっくりすると思います。
この状況であればたいていは生活資金が正常にまわっていないことが予想されます。そうであれば「こうなる前に早めに相談しましょう。」という教科書的なパターンにもなりそうですが、人それぞれ事情がありますので一概に無理強いはできません。相談の際、たまに「なんで訴状が飛んでくるまでそうしたのですか?」と聞くと、回答の仕方は様々です。
訴状を見ても確かに金も借りてるし支払うことも出来ない状態になってしまっているので裁判所に行っても意味がない→判決が出てしまう。このようなパターンが多いと思われます。
東京簡裁で他の事件の傍聴をすればよく分かります。呼び出しをされても被告が出てこないし、大量の被告が欠席裁判のまま判決が出ていますので。