以前ブログで、家庭裁判所から法定後見人の就任打診が来た旨をお伝えしました。
就任を了承すると、裁判官の審判(あなたを後見人に選任しますという裁判官の判断)→審判確定後2週間以内に親族から異議が出ないかを確認する期間を設ける→審判確定→晴れて後見人になる、というプロセスで事が進んでいきます。
後見人になると様々な事務手続が必要になります。?東京法務局に後見登記事項を取りに行く?金融機関等に後見人就任の届出をする?年金機構の事務所に後見人就任の届出をする?被後見人が入所する病院や施設に挨拶に行き、本人や病院、施設関係者と面会をする?債権者がいる場合には返済計画を協議する・・・等々です。
今週私は、上記?から?までの手続をするため東京都内を駆け回っていました。
まず東京法務局で登記事項証明書を取りました。これは「被後見人に後見人が就任していることを証明する登記の証明書」を東京法務局で発行してもらう手続で、東京では八王子や多摩の登記所で取ることはできず、千代田区九段の東京法務局本庁でしか取ることができません。郵送で取ることもできますが、東京に行った際に取ってくるほうが便利です。
これを取得した後に、金融機関を回ります。この度の被後見人は三菱、三井住友、みずほ銀行に口座を持っていたので、それら銀行の支店に行って手続をします。
なぜ手続をしなくてはいけないかというと、被後見人の財産を把握することはもちろんですが、後見人就任の届出を済ませ、後見人以外の親族等に勝手に預金を引き出させないために手続をします。いわば預金をブロックして守るという手続です。
金融機関では手続に通常30分から1時間程度かかります。何枚もの書類に被後見人の住所氏名や後見人の住所氏名を書かせられ、後見人が押印します。これはけっこう大変な作業になります。
年金機構に後見の届出をしました。ここでも書類を書きました。
今週1週間は書類に署名しすぎて腕がいただるい感じです。