民事上の紛争については、民事裁判(民事訴訟)で決着するのが通常のイメージですが、解決策は何も民事裁判だけではありません。内容証明郵便を発出したことで解決できるケースなどもありますし、以下に述べる調停での解決もひとつです。
今回は相談案件が特殊であったものの、ご依頼者様がよく情報収集をされていたこともあり、調停手続を利用する機会をいただきました。
ケースにもよりますが、私の場合、司法書士の代理権の限界も考慮に入れ、裁判書類作成支援による支援を多用している傾向にあります。
今回も裁判書類作成支援でしたので、本人が裁判所に出廷する際の裁判所に提出する書類を作成しました。書類作成に際し、事実を詳細に確認し、何が紛争の要点かについて分かりやすく書くことを心がけて職務を遂行しました。
代理支援ではないので調停の場に参加できない心づもりで裁判所の控え室に同行しましたが、裁判所の関係者から調停室への入室と調停への参加要請がありました。
調停が無事に成立すると、「びっくりするほど頭がスッキリし、達成感、充実感がある。」ものだということが分かりました。
機会があれば、またいつか挑戦したいと思いました。