会社の財産的規模を示す基準となる数値を「資本金」といいます。これは皆さんご存じだと思います。
会社を設立する際、発起人が金銭や金銭以外の財産を出資し、会社運営資金を調達します。会社設立後であれば、金銭や金銭以外の財産を出資することで、新たな会社運営資金を調達することができます。会社設立後の場合は、通常、募集株式の発行(新株発行)による増資ということになります。金銭等の財産を出資し、代わりに株式という権利を取得することになります。
増資の効果として、資本金が増加し、対外的に会社規模が拡大していると考えることができます。
平成18年の会社法改正による規制緩和で、募集株式発行の増資の際の金銭出資は、会社名義の銀行口座に出資金を入金すれば簡単にできるようになりました。
銀行の払込取扱証明書などの銀行の証明書を添付しないで募集株式発行による増資をすることができるようになりました。