e内容証明(電子内容証明サービス)
先日、土地の明渡交渉をしているという方の相談を受けました。関係者と連絡が取れなくなったので内容証明郵便を出してくれということになり、内容証明郵便の作成依頼を受けました。その後数日間、その依頼者の方と文案を検討し、昨日概ね完成しました。
そして本日、午前中裁判所から帰ってきた後、早速e内容証明(電子内容証明サービス)の操作にかかったところ、「ひえ?!」ということになってしまいました。
このe内容証明(電子内容証明サービス)とは、従来紙で出していた内容証明郵便を、パソコン操作だけで出せるようになった画期的なサービスです。ワードで文書を作成送信すれば郵便局の窓口に行かずに内容証明を郵送できます。
手順としては、内容証明で郵送する文案をe内容証明の送信ファイルにダウンロードし、インターネットに接続します。送る前に必ず「プレビュー」で送信する文面を確認できますが、いつもできるはずの、この確認作業が今日はできません。何度やっても出来ないので困りました。「このまま確認もせずに出して、白紙だったらチョー恥ずかしいし、今日出してくれと依頼されているのに出せなかったらどうしよう。」
e内容証明郵便の操作に迷ったときでも郵便局等に「電話で聞く」ことはできないそうです。これは余りにも利用者に対しての配慮がなさすぎです。独りで怒っていました。メールでの質問のみ受け付けてくれているそうなのでメールで質問しました。急いでいる時にメールでしか対応してもらえないというのは精神的に非常に辛かったです。
今回は、プレビューができなくても送信に影響がないことを確認してもらい、何とか無事に出すことができましたが、本日速達で出しても4000通待ちだそうで、処理に時間がかかるそうです。
今までも、疎遠だった相続人に連絡を取ったり、土地の明渡交渉の前段階で連絡を取るなど、e内容証明郵便を活用してきましたが、e内容証明を利用する数日前に操作をもっとよく確認しておけばよかったと反省しています。