無収入の人への新規融資が厳しくなる?
今日の読売新聞の朝刊で、消費者金融などが6月以降、専業主婦など収入がない人への新規融資をやめることを検討しているという記事がありました。
かつて以下のようなケースがありました。
「求職しても仕事がない。何とか生活をするため消費者金融からお金を借りている。A社の支払期限が先に来るため、他のB社から借り入れて支払っている。最近そのB社から借りられなくなってしまった。収入がないので返済できず負債が残ったままだ。」(貸し渋りの例)
新規融資ができなくなるのであれば、以上のような案件が増えることも考えられます。
そんな場合の解決方法としては概ね「自己破産」を選択することになると思います。資力要件を満たせば「法テラス」での援助を受けることができます。
ただ、したくもない「自己破産」をしないと生活再建できない人が大勢出てくるかもしれません。
<以下は読売新聞より>
消費者金融やクレジットカード、信販の主要各社が6月以降、専業主婦など収入がない人への新規融資をやめる方向で検討していることが28日、明らかになった。
同月施行の改正貸金業法で融資額が世帯年収の3分の1以下に制限され、審査手続きなどが煩雑になるため、そのコスト負担に耐えられないと判断した。キャッシングを利用している百数十万人の専業主婦の大半が、新規融資を受けられなくなる可能性がある。
無収入者などへの新規融資を停止するのは、プロミスやアイフルなどの消費者金融大手4社や、カード大手のジェーシービー、三菱UFJニコスなど。規制導入後も新規融資を続けるのは、セディナなど一部にとどまる。ただ、夫のカードと一緒に発行する「家族カード」保有者への融資は各社とも続ける。