悪徳業者とは,多重債務者に甘い言葉をかけ,多重債務者の窮状につけ込み,食い物にする業者です。
多重債務者は,何とか債務を減らしたいとの一心で業者に債務整理等をお願いしてしまいます。しかし業者は何もしないどころか,多重債務者を詐欺にかけ巨額の金銭を騙し取ります。
悪徳業者は,具体的には「紹介屋」「整理屋」「買取屋」と呼ばれる業者に分類されます。
「紹介屋」とは、他店で審査の通らなかった方でも融資可能、という広告を出しておいて、実際には融資しないで、審査の甘い別の消費者金融を紹介することで、高い紹介料を払わす類の業者のことです。紹介料を騙し取られてしまいます。
「整理屋」とは、多重債務者に対して、借金の整理をします、と持ちかけて高い手数料を取る業者のことです。債務整理を受託したものの,実際は何もしない場合が多く,債務整理したとしても,いい加減な債務整理しかしません。結果的に手数料だけ騙し取られてしまいます。
「買取屋」とは、クレジットカードで家電製品や回数券など換金しやすい商品を購入させ、その商品を定価の半分以下で買い取る類の業者のことです。
債務者は、返済金が一時的には確保できますが、結局はクレジットの支払いが増え続けていきます。何の解決にもなりません。